番外編:前のにゃんこT


この辺りで一度、前のにゃんこについて語りたいと思います。
なんといってもうちのちゃんとしたペット第一号ですから。
(金魚やカタツムリは飼ったことがあったけど)

前のにゃんこのお話は、小学校時代(確か6年の頃かな)に友人Yが内緒で空き家で
そのにゃんこを飼っていたのが始まりです。
その空き家は友人のアパートの前にあって、車の上に乗って塀を乗り越えないと入れないのです。
今となればよくもまあそんなところに忍び込んだ物だと思いますが(汗)、
ま、子供のしたことです。大目に見ましょう。
空き家なもので、そこの庭は草がぼうぼうでした。隠れ家にはちょうどいいという感じの。
私ともう一人の友人Aと3人で飼って…たことになるのかな?まあ、3人で行き来してましたね。
どれくらいそんなことをしていたのかは忘れましたが、それほど長くなかったような気がします。
ほんと数えるほどしか忍び込んで(おいっ)ないような気がするので…。
で、しばらくして、その友人Yが内緒で猫を飼っていることを親に見つかってしまい、捨ててくるように
言われたんですよ。でもその子は何か用があるからいけない、だから私ともう一人の友人Aとで捨てに行くことに…。
何の用があったのかなんてもう忘れちゃいましたけどね、その時「はあ?ずるいわっ!」と思った記憶はあります。
そんなイヤなことを人に押し付けて。元々はその子が主になって飼ってたのに。
でも仕方ないから行きましたよ、捨てに。…………。って捨てられるかっっ!
当たり前です。今まで拾ってきたことはあっても、動物を捨てに行ったことなんてないもの!
拾ってくる側の人間が捨てになんて行けるはずがない!!
どうすればいいのかわからないながら、うろうろと歩き回ったあげく、
結局私が家に連れて帰って内緒でダンボールにいれて庭に置いてました。

…が。そんなものバレないわけがない。
たぶんその日か次の日には母にバレてましたね。「ニャーニャー」ないてるし(苦笑)。
でもまあ、うちの母は大の動物好きなので、特に怒られるとかはなく、どっちかと言えば共犯に(笑)。
問題だったのは父と祖母です。
祖母が、毛があるものが大嫌いで、そのせいで今までペット飼えなかったんですよ。
で、その息子である父もキライだとばかり思ってたのです。

が、意外なことに父は動物大好きでした。
今のにゃんこなんて父がエサ係で、まさに猫かわいがりにかわいがっております。
一旦座るとほとんど動かないくせに、にゃんこのためだと動きますしね。
「えさほしぃ〜」とか「家にいれて〜」とか(笑)。
そういうわけで、父も別に飼って良い、と。残るは祖母です。
祖母は耳が遠いため、あの、子猫特有の超音波みたいな高い鳴き声は聞こえてなかったようでした。
でも、最初は小さくておとなしかったので、充分段ボールで隠せてたのですが、大きくなるにつれてそうも
いかなくなり、ここで、母が思い切りましたね。
嫁姑の関係があるにも関わらず、飼うことを決定。
まあ、それには理由がありまして、以前にも私がにゃんこを拾ってきてしまったことがあって、
それをちゃんと飼ってやれなかったんですね。
そのこともあったからか、隠れて飼っていたにゃんこはうちの初ペットとして飼われる事になったのでした。

2002年4月6日(土)UP









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